- ござある
- ござある【御座在る】〔「ござ」に動詞「あり」の付いたもの。 「ござあり」で本来はラ行変格活用であるが, のちラ行四段となる。 この語形からさらに「ござる」が生じた〕(1)「ある」「いる」の意の尊敬語。 いらっしゃる。 いられる。
「屋形の中に~・るこそ日本国の主, 忝(カタジケナ)くも十善の君にていらせ給へ/太平記 7」
(2)「行く」「来る」の意の尊敬語。 いらっしゃる。 行かれる。 来られる。「高宗…田遊岩が門まで~・りて/中華若木詩抄」
(3)「ある」の丁寧語。 あります。「市あまた~・るとは申せども/狂言・牛馬」
(4)(補助動詞)(ア)補助動詞「ある」「いる」の尊敬語。「何とて旦那は寿命の洗濯に日和(ヒヨリ)見て~・るぞ/浮世草子・色三味線」(イ)「ある」の意の丁寧語。 ます。 「罷出たる者は洛中に住居いたす者で~・る/狂言・煎物」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.